近年、温暖化や狩猟者の減少など、様々な環境の変化による野生動物の生息域拡大・増加が全国的に報告されています。それにともない、シカ・カモシカ・ウサギなどの野生動物によって植林をしたばかりの苗木を食べられてしまう被害(食害)が増加しています。食害を受けた幼齢木は生育を著しく阻害され、最悪の場合は枯死に至り、地域によっては壊滅的な被害を被っているというのが現状です。
そのような被害から新植造林地を守るために、当組合では「森林動物被害対策事業」を実施しています。主な事業内容として、以下の対策事業を実施しています。
(1) 防護柵設置事業:造林地の周囲を防護柵で囲い、野生動物の侵入を防ぐ。
(2) 忌避剤散布事業:動物が嫌う薬品(コニファー水和剤)を幼齢木に散布し、野生動物の食害を防ぐ。
上記の事業実施にあたり、静岡市より助成される補助制度がございます。対象となる造林地の条件は以下の通りとなります。防護柵設置や忌避剤散布に関する詳細は、森林組合までお問い合わせください。
対象地域 | 梅ヶ島・大河内・玉川・大川・清沢・長藁服・美和静岡の山林 |
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対象者 | 対象地域の山林所有者 |
対象樹種 | スギ・ヒノキ・一部広葉樹 |
対象造林地 | 1.おおむね5年生以内の造林地を対象とします(状況により例外あり) 2.地目が山林であることを対象とします |
事業の期間 | 毎年度9月~翌2月に実施(年度により多少の変動があります) |